第二回『俳句に持っていくもの』
- 2021.03.27
- 作り方学部 一階教室
みなさんこんにちは。
『俳句大学 作り方学部』の第二回講義です。
前回は、
「俳句は服装自由」
ということを説明しました。
そこで次は、持参物について説明したいと思います。
三種の神器
俳句を始めるのに欠かせないものは、全部で三つあります。
先に列挙すると――
・メモ帳アプリ
・グーグル
・歳時記
となります。
最低限これだけあればスタートが切れます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① メモ帳アプリ
一口で言えば筆記用具です。これがないと始まりません。
携帯端末を持っているなら、メモ帳機能で問題ありません。
具体的には、
・思いついたアイディア
・見つけ出した情景
・作りかけの一節
・完成した俳句
などを書きとめておくツールになります。
初心者のうちは、いきなり完成形で俳句を思いつくことは少ないでしょう。
ですので、清書よりも忘備録のような目的で多用することになります。
できるだけ色々な内容を自由に書き込めるワープロアプリを選びましょう。
なお、紙の方が良いという場合は、句帳とペンで代用できます。
なるべく手帳サイズ――いつでもどこでも取り出せる大きさ――をお勧めします。
② グーグル
ここを読んでいる時点で準備が終わっています。
グーグルでなくても構いませんが、検索サイトを閲覧できるようにしてください。
要するに、言葉や事物を調べるツールです。
屋外でもすぐに使える利便性を考えると、パソコンより携帯端末の方が適しています。
書籍で代用する場合、辞書と文法教本と百科事典が必要になります。
ぜんぶ合わせるとかなり嵩張るため、あまりお勧めしません。
③ 歳時記
俳句をやったことがない人にとって、もっとも馴染みのないのがこれ。
歳時記とは、俳句で必須となる『季語』について書かれた本のことです。
いろいろな歳時記がありますが、初めのうちはそれほど詳しいものは必要になりません。
自分で読みすいと思ったもので十分でしょう。
選び方のポイントをひとつ挙げると、『季語』の解説、傍題、例句の三つが揃っているものが望ましいです。
どれほど著名な俳人でも歳時記は使っていますので、早めに用意しましょう。
また、筆者のように携帯端末一台で作句を始めたい人は、アプリもあります。
興味のある人のために、リンク先をつけておきます。
(※ リンク先は変更になる可能性がありますので、そのときは携帯端末から検索してください)
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.logovista.dic.HAIKSAIJ&hl=ja&gl=US
iPhone
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%A7%92%E5%B7%9D-%E5%90%88%E6%9C%AC%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E6%AD%B3%E6%99%82%E8%A8%98-%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E7%89%88/id417702341
以上が俳句作りの持参物となります。
これで俳句を詠む準備は整いました。
次は、実作前の最終ステップについて説明します。
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