表現学部 一階教室

第六回『たのしいな俳句』

  • 2021.03.31

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第六回講義です。 これまでの講義で「わたしの気持ちを俳句にするには?」どうしたら良いか、概ねやり方を把握できたかと思います。この最終回では、方法論を離れていよいよ実践に踏み込みます。 ……とは言え、「これまでの内容を読んで一句作りましょう」といきなり言われても、どう手を付けて良いものやら悩んでしまうと思います。そこで、理論を簡単に実践できるツールを紹介し […]

第五回『マル秘 季語のお買い得情報』

  • 2021.03.29

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第五回講義です。 前回の講義では、「気持ちを託すのに最適な季語を選ぼう」という目的で実例を確認しました。 そのなかで、選択に悩んだときは、『季語の本意』を意識すると良いという話をしました。そこで今回、季語の本意とはどんなもので、なぜ得するのかについて、詳しく説明したいと思います。 どっちの季語を買えばいいの!? 前回の例句では、新緑と荒梅雨というふたつの […]

第四回『どれにしようかな季語』

  • 2021.03.29

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第四回講義です。 前回の講義では、「わたしの気持ちは季語に託す」という表現方法編のまとめをしました。 しかし、肝心の選び方についてはまだ未知数です。そこで、今回は表現したい気持ちに合った季語の見つけ方をアドバイスしていきます。 季語で炎上!? ちょっと下の例句を見比べてみてください。  ・ 新緑を描くカンバス宿の窓  豊島月舟斎 ・ 荒梅雨を描くカンバス […]

第三回『託して安心! パワーワード「季語」』

  • 2021.03.29

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第三回講義です。 前回の講義では、「俳句とは写生である」という格言の意味を解説しました。 俳句においては心の動きを「文字で表さず、事物の見せ方で表す」というイメージがつかめたと思います。 そこで今回の講義ですが―― ここを読んでいる人は、前回のテーマである「わたしの気持ち、どんな言葉で切り取れば良いの?」という疑問を引きずっている最中かと思いますので、今 […]

第二回『俳句とは〇〇である』

  • 2021.03.28

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第二回講義です。 前回の講義では、「俳句に心情を書くのは難しいし、その必要もない」という説明をしました。 これを読んで、――あれ? 俳句に自分の気持ちを表現する話じゃないの?と思ったかもしれません。 大丈夫。もちろん表現方法の話です。 子規の答え 何かを楽しいと思ったり、美しいと感じたりしたとき、それを一句のなかに組み込もうとしても、ほとんどの場合音数が […]

第一回『わたしの気持ちを俳句にしたい!』

  • 2021.03.28

みなさんこんにちは。『俳句大学 表現学部』の第一回講義です。 こちらを読んでいる人は、すでに俳句の作成方法をある程度知っているという前提で、前置きなく核心から説明していきます。まだ作成方法を覚えていないという人は、先に『俳句大学 作り方学部』を読むと良いでしょう。 これから説明するのは「どうやって俳句に自分の思いを載せるか?」という表現方法の基本です。 いきなりですが、ちょっとした小旅行に出かけた […]