第十二回『タブーの真相 季重なりをスッパ抜く』
- 2021.04.22
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第十二回講義です。 前回の講義をもって、『作り方学部 二階教室』のメインコンテンツは終了しました。 この最終回は補足として、俳句を作りはじめた人がかならず向き合う「季重なり」について解説し、講義を締めくくりたいと思います。 季重なりとは? 前回の解説で、 ・ 落ちて来て露になるげな天の川 夏目漱石 という例句を取りあげました。 文法的に上五、中七の […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第十二回講義です。 前回の講義をもって、『作り方学部 二階教室』のメインコンテンツは終了しました。 この最終回は補足として、俳句を作りはじめた人がかならず向き合う「季重なり」について解説し、講義を締めくくりたいと思います。 季重なりとは? 前回の解説で、 ・ 落ちて来て露になるげな天の川 夏目漱石 という例句を取りあげました。 文法的に上五、中七の […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第十一回講義です。 前回は、第五のパターン【下五「けり」切れ】の一物仕立について説明しました。 今回はこれまでの説明を応用した第六のパターン【下五体言止め or 用言終止形】の一物仕立を紹介します。 一物仕立をカンタンに出力する「パズル式作成法」も今回で最後。この正念場を乗り越えて、パターンからの卒業を目指しましょう。 第六のパターン【下五体言止め o […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第十回講義です。 前回は、第四のパターン【下五「かな」切れ】の一物仕立について説明しました。 今回も引き続き、一物仕立のお手軽な作成法を紹介します。 第五のパターン【下五「けり」切れ】の一物仕立 それでは例句を見ていきましょう。 ・大蛍ゆらりゆらりと通りけり 小林一茶 小林一茶は十八世紀に生まれた俳諧師です。すでに歴史上の人物ですが、現代人にも親し […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第九回講義です。 前回の講義まで、「二物衝撃」「一物仕立」という俳句の修辞技法について説明してきました。 その内容を活かして、ここからは「パズル式作句法」の新パターンを紹介していきます。 『作り方学部 一階教室 第四回~第六回』の続編ですが、あちらが二物衝撃の作り方だったのに対し、こちらは一物仕立の作り方になります。 誰でも気軽に作れる一物仕立とは、ど […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第八回講義です。 前回は、俳句の修辞技法のひとつ「二物衝撃」について説明しました。 今回はもうひとつの修辞技法「一物仕立」について解説します。 もうひとつの俳句 一物仕立! 二物衝撃と異なり、ひとつの季語をとことん観察して、その状態や動作などの新しい表現を試みる俳句があります。 それが「一物仕立」です。 季語に特化した修辞技法ですので、いわば季語の純粋 […]
みなさんこんにちは。『俳句大学 作り方学部』の第七回講義です。 ここからは二階教室となります。 一階教室が入門編だったのに対し、二階教室は句作の経験がある初級者向けの位置づけに変わります。まだひとつも俳句を詠んだことがない場合、一階教室で手軽に詠める方法を紹介していますので、ぜひ一読してから階段をのぼることをお勧めします。 二物衝撃とは? 一階教室では全三回にわたり「パズル式作句法」を紹介しま […]